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介護職員初任者研修講座の費用は? 地域別の相場や取得期間・お得な受講方法も解説

「介護職員初任者研修の取得には、どれくらいの費用がかかるの?」

「介護職員初任者研修をお得に受講する方法はある?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

介護職員初任者研修は介護に関する基本的な知識やスキルを習得できる資格であり、多くのスクールが講座を取り扱っています。

各スクールで講座価格は異なるので、できるだけ安い費用で受講したいと考えている人は上手に講座選びをすることが重要です。

こちらの記事では、介護職員初任者研修講座の費用相場やお得な受講方法などについて解説していきます。

初任者研修の費用についてざっくり説明すると
  • 受講料の平均は64,000円程度
  • 立地やサポートの充実具合で費用に差が出ている
  • 割引制度やキャンペーンなどを併せて確認しよう

介護職員初任者研修(ヘルパー2級)講座の平均費用

介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識やスキルを習得していることを証明できる資格です。

2013年4月に制度の変更が行われた影響で、名称が「ホームヘルパー2級」から「介護職員初任者研修」に変更されました。

各スクールや講座が提供する「介護職員初任者研修講座」を修了し、修了試験に合格することで資格を取得できます。

介護職員初任者研修の価格ですが、各スクールの受講料金を平均すると64,000円程度となっています。

ただし、スクーリングの地域やサービス内容によって受講費用に大きな差がつくこともあり、安い講座なら3万円台・高い講座なら10万円近くすることもあります。

介護職員初任者研修の講座価格には差があることを念頭に置き、自分の通う地域ごとの相場やサービス内容などを踏まえた上でコストパフォーマンスの良い講座を選ぶのが良いでしょう。

介護職員初任者研修の地域別の料金相場

それでは、初任者研修講座の費用を全国のエリア別に紹介していきます。

全国で受講可能な講座の平均価格

以下のスクールは、北海道から沖縄まで全国幅広く講座を開講していますので、地方にお住まいの方でもきっと近くに会場を探すことができます。

  • ニチイ
  • 三幸福祉カレッジ
  • ベネッセスタイルケア
  • 大原

これらの初任者研修講座の受講費用の平均は75,000円程度となっており、最大で88,000円程度、最安で55,000円程度です。

知名度と評判の高いスクールなので、安心して利用できるでしょう。

関東地方で受講可能な講座の平均価格

関東圏に住んでいる人であれば、主に以下のスクールの中から検討することになるかと思います。

  • 学研アカデミー
  • カイゴジョブアカデミー
  • 未来ケアカレッジ関東
  • 藤仁館医療福祉カレッジ
  • 湘南ケアカレッジ
  • 日本キャリアパスアカデミー
  • クリエ福祉アカデミー
  • むさし介護アカデミー
  • メディカルライフケア
  • 湘南国際アカデミー

上述のスクールの初任者研修講座の平均費用は約75,000円程度となっており、高い講座は115,000円程度、安い講座は5万円弱となっています。

全国展開している講座も併せて比較検討しながら講座を選んでいきましょう。

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東海地方で受講可能な講座の平均価格

東海地方に住んでいる人は、主に以下のスクールが検討対象になるかと思います。

  • 未来ケアカレッジ東海
  • セラムケアスクール
  • TAPアカデミー
  • フロンティア介護スクール

以上の講座の平均費用は約63,000円程度となっており、高くて115,000円程度、安くて5万円弱となっています。

関東圏の初任者研修講座と比較しても、ほぼ費用差はありません

近畿地方で受講可能な講座の平均価格

近畿地方に在住の人は、主に以下のスクールの中から初任者研修講座を選択することになるかと思います。

  • 未来ケアカレッジ関西
  • グッドライフ介護スクール
  • アイビーカレッジ
  • イキイキ介護スクール
  • シティトラストケアスクール
  • ワイズケアアカデミー
  • ケアスクールリエゾン

これらの講座の平均費用は約78,000円となっており、 高くて約86,000円程度、安くて約47,000円程度となっています。

関東・東海よりはやや安く、費用にかなり幅があるのが特徴的です。

九州地方で受講可能な講座の平均価格

九州に在住の方は、以下のスクールの初任者研修講座から検討することになるかと思います。

  • Wematch介護アカデミー
  • カイスタカイゴスクール
  • 未来ケアカレッジ九州
  • 福祉研究カレッジ
  • しかくの学校ホットライン

これらの初任者研修講座の平均費用は47,000円程度で、高くて54,000円程度、安くて39,000円程度です。

他の地域よりも比較的安く受講できる場合が多いのが特徴と言えます。

そのほかの地域もチェック(北海道・東北・北陸・中国・四国)

スクール 地域
日本福祉アカデミー 北海道
サンシャイン総合学園 北海道
帯広高齢者支援協会介護士養成教室 北海道
パレットケアカレッジ 北海道
EDC医療福祉学院 東北
ジョブカレッジ 東北
ケアクリエイト 中部
グレート 中部
キャリア福祉カレッジ 中国
四国学院大学専門学校 四国

全国各地に展開しているスクールと併せて比較検討して、講座の料金や内容などをトータルで判断しましょう。

料金が講座によって変化する要因

地域やスクールごとに初任者研修講座の受講費用に差が出てしまうのはなぜでしょうか?

ここでは、その主な要因について紹介していきます。

立地

都心部で駅から近いなど、立地が良くテナント賃料などのコストが高いスクールは受講料が高くなりがちです。

駅近や都心部に校舎を構えている講座を選ぶ際には、そのあおりが講座料金にも反映される可能性が高いので気を付けましょう。

一方で、地方であったり駅から距離のあるスクールであれば、テナント賃料の負担がそこまで大きくありません。

その結果、安い料金で受講することができ、経済的恩恵を受けられることもあります。

とはいえ「資格を取得する」という本来の目的を考えると、自宅や職場から通いやすい立地に校舎を構えている講座を選ぶのが無難です。

価格競争の起こるエリアは安い

一つの地域に多くの初任者研修講座が開講している場合は、顧客の取り合いが発生するので価格競争が起こりやすくなります。

このようなケースだと、その地域独自の初任者研修講座が大手に対抗して受講費用を下げてくるケースが多いので、ホームページをこまめにチェックすると良いでしょう。

一方で、あまり初任者研修講座がない地域では、大手が中心となって顧客を囲い込んでしまい、その結果、受講費用が高止まりするケースも散見されます。

就職サポート

就職サポートの充実度でも受講費用は変わってきます。

当然のことながら、きめ細かい就職サポートを提供してくれるスクールであれば人件費などの諸費用がかかるので、コストは高くなります。

なお、主なサポート内容として挙げられるのが履歴書等の添削・模擬面接・系列会社への就職あっせんなどですが、後々のことを考えると自分が受けたい就職サポートを提供しているスクールを選ぶと良いでしょう。

スクールによっては就職が決まった際に条件付きでキャッシュバックを行っているところもあるので、各種キャンペーンについては事前に調べておくことをおすすめします。

学研アカデミーの初任者研修講座でも手厚い就職サポートが受けられるので、資格取得を通じてキャリアアップを目指したい方はぜひチェックしてみてください。

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介護事業を本業とするか否か

現在、介護業界は慢性的な人手不足に陥っており、質の高いサービスを提供するという観点からも人材の確保は急務となっています。

このような事情もあり、介護事業をメインに運営している会社が行っている初任者研修講座は、資格の取得に加えて人材確保の機能も併せ持っているケースがほとんどです。

つまり、研修の修了と共に自社スタッフとして雇用することまで見据えているため、このようなスクールであれば資格取得後の就職がしやすいです。

人材を確保するべく、多少受講費用を安くしてでも自社で働いてほしいと考えているため安く受講できる可能性が高いです。

カリキュラムの融通がきくか

初任者研修を受ける多くの方は、仕事をしながら資格取得に励んでいます。

そのため、社会人をターゲットにしているスクールはカリキュラムの融通性を高めて、振替授業などを受けやすい仕組みを整備しています。

一方で、こうしたサービスが受講料に反映されて高くついてしまうこともあるので注意しましょう。

また、受講できる日数を増やすことでも受講料の加算につながるケースがあるので、予算との折り合いをつけながら受講する講座を選びましょう。

講座をお得に受講するためのポイント

割引キャンペーンがあるか否か

講座によっては期間限定で割引キャンペーンを開催してるところもあるので、ホームページなどを逐一確認することをおすすめします。

受講検討中の方は、時期を逃すことなくキャンペーンを活用して、お得に資格を取得しましょう。

また、他に行われている割引として以下のようなものが挙げられます。

  • 紹介割引
  • 説明会参加割引
  • 特待生制度

これらは適用されるための条件が設けられているため、利用方法をよくチェックした上で受講するようにしましょう。

支援事業や給付金制度も確認

公的機関では、初任者研修の受講を後押しするための給付金制度が充実しており、具体的には下記のような給付金制度が準備されています。

主要な実施団体 名称
厚生労働省・ハローワーク 職業訓練受講給付金、教育訓練給付制度(一般教育訓練給付金・特定一般教育訓練給付金)
厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク 短期訓練受講費
厚生労働省・自治体 自立支援教育訓練給付金

以下で、各給付金制度の詳細を解説していきます。

教育訓練給付制度

一般教育訓練給付金は、厚生労働省から指定を受けている講座を修了した際に費用の20%(上限10万円)が支給される制度です。

一方で、特定一般教育訓練給付金は、同じく厚生労働省から指定を受けている特定講座を修了した際に費用の40%(上限20万円)が支給される制度です。

初めて利用する場合であれば、1年以上の雇用保険加入があれば適用されます。

職業訓練受講給付金

職業訓練受講給付金は、ハローワークが斡旋している求職者支援訓練を受ける際に利用できる制度です。

以下の条件をすべてクリアできている場合、毎月10万円と訓練施設への交通費が支給されます。

  1. 本人収入が月8万円以下(現在、シフト勤務などの場合は12万円以下に要件が緩和されている)
  2. 世帯全体の収入が月25万円以下
  3. 世帯全体の金融資産が300万円以下
  4. 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  5. 全ての訓練実施日に出席している(やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上の出席率がある)
  6. 世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
  7. 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
厚生労働省 職業訓練受講給付金

就職や転職につながる資格を取得しながら給付金を受給できます。

短期訓練受講費

短期訓練受講費は、雇用保険の受給資格者等が厚生労働者の指定を受けた1ヵ月未満の教育訓練を受けた際に支給される手当です。

訓練を終了すると受講費用の20%(上限10万円)が支給されるので、介護職員初任者研修の取得を検討中の人はチェックしましょう。

自立支援教育訓練給付金制度

自立支援教育訓練給付金は、児童(20歳に満たない者)を養育している母子家庭や父子家庭の就労をサポートするための制度です。

対象教育訓練を修了した後に、かかった受講費用の60%(最大80万円)が支給されるお得な制度となっています。都道府県・市・福祉事務所設置町村が窓口です。

取得までの期間は最短3週間〜1か月

介護職員初任者研修を取得するまでにかかる期間は開講スケジュールなどによって左右されますが、平均的な学習期間は3ヶ月程度となっています。

そのため、受講の際には3ヶ月を一つの基準として考えておきましょう。

なお、短期間で詰め込んだ場合は通信講座であれば最短3週間程度、通学講座であれば最短1ヶ月程度で取得可能です。

スムーズに資格を取得できるメリットがありますが、詰め込み型になってしまい、知識やスキルが定着しない恐れがある点については留意しましょう。

じっくりと学びたいか、少しでも早く資格を取得したいかによってベストな講座は異なるので、自分の目標やニーズをふまえて選ぶことをおすすめします。

学習内容は基本的にどの講座も一緒

初任者研修で学ぶカリキュラムは、各学校がオリジナルで作成しているのではなく、厚生労働省が指定しています。

つまり、学習内容はどの講座を受講しても厚生労働省のカリキュラムに準拠しているので、講座価格の高低で学習内容が大きく変わることはありません。

あくまでも受講料の決定要因になっているのは立地や付加的なサービスの充実具合などです。

学習のカリキュラムは共通していることから、通いやすさやサポート体制に重きを置いて講座選びを進めてください。

講座選びに迷った場合は、自分の中で優先順位を付けておくとスムーズです。

通信でも取得までに通学は必須

初任者研修講座の受講カリキュラムは、全部で130時間となっています。

130時間のうち、通信課程の受講時間は最大でも40.5時間となっているので、最低でも残りの約90時間はスクーリングの時間に充てなければなりません。

つまり、通信コースを受講する場合でも通学することは必須となっているため「すべてが通信で完結するわけではない」という点は押さえておいてください。

スクーリングがある以上、通学できないような場所の講座を選んでしまうと勉強の負担が大きくなってしまいます

余計な移動負担を軽減して、少しでも勉強に集中できるように工夫していきましょう。

具体的には、自宅から通いやすいか・駅からの距離はどの程度か・車でも通学できるかなどをチェックすることをおすすめします。

介護職員初任者研修はコスパが良い

介護職員初任者研修は難易度が低く、受講すれば、ほぼ誰でも取得することが可能な資格となっています。

御存知のように、介護業界は慢性的な人手不足なので、介護職員初任者研修を取得すれば以下のようなメリットが期待できます。

  • 介護に関する基本的なスキルと知識を習得できる
  • 介護業界から声がかかりやすくなり、就職や転職が有利になる
  • 月5,000円程度の資格手当がもらえる(勤務先による)
  • 実務者研修など、キャリアアップを目指すきっかけになる

仮に受講にあたって10万円の出費が発生したとしても、就職がしやすくなったり資格手当がもらえるメリットを総合的に勘案すると、短期間で回収できることが分かるでしょう。

このように介護職員初任者研修は難易度の割にはコストパフォーマンスの高い優良資格なので、介護業界に興味がある方はぜひ資格取得を目指してみることをおすすめします。

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介護職員初任者研修の費用まとめ

介護職員初任者研修の費用まとめ
  • 立地やサービス内容などによって各スクールで講座価格に差がある
  • 自分の通う地域の費用相場を知った上で各社を比較検討しよう
  • 割引キャンペーンやキャッシュバック制度などを利用することでお得に受講可能

介護職員初任者研修は厚生労働省の定めたカリキュラムに沿って行われるので、スクールごとで学習内容に大きな違いはありません。

しかし、サポート内容や就職支援などは差があるので、しっかりと内容を吟味した上で自分に合うものを選びましょう。

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