初任者研修は通信講座だけで取れる？ 働きながら取得する方法や講座の選び方を紹介

「介護職員初任者研修は通信講座だけで取得できるの？」

「介護職員初任者研修は働きながら取得できる？」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

介護職員初任者研修は以前のヘルパー2級に相当する資格です。

介護職員を目指す上で最初のステップとなる初任者研修ですが、結論から述べると通信講座だけで取得することはできません。

しかし、働きながら取得を目指す人にとって、通信講座は効率よく学べるツールとなっています。

こちらの記事では、介護職員初任者研修のおすすめ通信講座やその特徴、学習期間などを詳しく紹介します。

初任者研修（ホームヘルパー2級）は通信講座だけでは取得できない

まずは、介護職員初任者研修のカリキュラム内容について見てみましょう。

表のように、初任者研修のカリキュラムはトータルで130時間となっていますが、通信課程での学習時間は最大でも40.5時間です。

つまり、通信のみで初任者研修を修了することは不可能なので、通信講座においてもスクーリング（通学）の日程が組まれている形になります。

なお、ヘルパー2級と初任者研修は学ぶ内容に違いがあるので、ヘルパー2級を持っていて初任者研修を修了していない場合は、履歴書に「介護職員初任者研修」と書くことができません。

働きながら資格取得を目指す方は通信がおすすめ

初任者研修を取得する上で通学は必須ですが、働きながら資格取得を目指す方にとって通信コースは有力な選択肢となります。

通信コースを利用することで通学日数を大きく減らすことができる上に、通学を土日に分散させて仕事への影響を最小限に抑えられるというメリットがあるためです。

また、夜間コースや短期コースが開講されていることもあるので、通信講座は忙しい社会人にとってぴったりの講座と言えるでしょう。

土日のコースが選べる

通信講座を利用すると、週1回程度の通学で無理なく取得要件を満たすことができます。

働いている方であれば、土日に開講しているコースを受講をするのがおすすめです。

これらのコースは「土曜か日曜のみ」「土日2日間」のようにスケジューリングされており、勤務時間と被らないので安心して利用できます。

休日にコツコツ学習したい方や、休日に一気に集中してやりたい方のニーズまで満たしているので、忙しい人にとってありがたいコースと言えるでしょう。

なお、講座ごとに土日コースの開講状況は異なるため、事前に必ずチェックしてください。

夜間コースで仕事終わりも学べる

土日コースの他には、夜間コースも存在します。

夜間コースを準備している講座は限られており、土日コースを開講しているスクールの方が見つけやすいのが現状です。

しかし、夜間コースでは平日の夜に講義が行われるので、こちらのコースも忙しい人にとってはありがたい存在でしょう。

仕事が終わった後に勉強するので体力的に厳しい面がありますが、両立できそうな場合は利用を検討してみてください。

最短1か月での取得も可能

通信コースでは「短期コース」が開講されている場合があり、こちらのコースでは1〜1.5ヶ月ほどの期間で介護職員初任者研修資格を取得できます。

できるだけ短期間で初任者研修を取得したい方や、集中して介護に関する基礎知識を習得したい方にニーズのあるコースと言えます。

しかし、短期間で取得できる反面、受講日程は週3~4日ほどのタイトなスケジュールとなる点には注意しましょう。

しっかりとスケジュールの折り合いをつけながら、カリキュラムを完遂できるかどうかを確認することは欠かせません。

介護職員初任者研修の通信講座を選ぶ際のポイント

続いて、介護職員初任者研修の通信講座を選ぶ際のポイントを紹介していきます。

以下で紹介するポイントを押さえながら、講座選びを進めてください。

平均費用は64,000円

初任者研修を開講している講座の平均受講費用は、約64,000円となっています。

講座によってはキャンペーンや割引制度を設けているところもあるので、できるだけ安く受講したいと考えている方は各社のホームページやSNSのチェックも忘れず行いましょう。

教育訓練給付金の対象講座かチェック

初任者研修講座では「教育訓練給付金」が適用される講座もあるので、こちらも併せてチェックしましょう。

教育訓練給付金とは、在職中の方（離職後1年以内の人を含む）のキャリアアップやスキルアップを支援するための制度で、活用できれば最大で受講料の20%が支給されます。

自分がこの制度の対象になるかどうかは最寄りのハローワークで確認できます。

スケジュール

通学の際には、自分の都合の良い日程で受講できるかどうかもチェックしておく必要があります。

通学する場合の日程は「平日（夜間）」「土日」に分かれます。

普段の仕事が忙しい方であれば土日に受講し、仕事終わりに受講したい方であれば夜間に受講するなど、自身の状況に合わせて通学日程を決めましょう。

また、受講日程と併せて受講期間もしっかりと確認してください。

初任者研修の修了までにかかる期間は3〜4か月程度が一般的であり、最短で1か月程度となっています。

スクーリングの立地

介護職員初任者研修ではスクーリングが必須なので、受講するにあたって通いやすさの決め手となる立地面は必ずチェックするべきです。

自宅や職場から通いやすい教室・会場が設けられているか確認し、少しでも移動のストレスを軽減できるように努めましょう。

また、立地だけでなく、電車の乗り継ぎの本数や駅からの距離などのアクセス環境もチェックしましょう。

深く考えずに決めてしまうと、移動が困難で通うのが嫌になってしまう恐れがあるので要注意です。

サポート体制の充実度

講座の分かりやすさなども重要ですが、就職支援などの研修修了後のサポートの有無についてもチェックするのがおすすめです。

特にチェックしておきたいサービスとしては、以下のようなものが挙げられます。

• 就職サポートの有無
• 振替制度
• 質問対応

初任者研修を終えた後に就職サポートがあれば、安心して仕事に繋げられるでしょう。

特に、講座を開いている会社が実際に介護施設を運営している場合、優先的に就職できるサポートなどもあるので、非常に魅力的です。

学研アカデミーの初任者研修通信講座でも手厚い就職サポートを受けることができるので、初任者研修を機にキャリアアップを狙いたい方はぜひチェックしてみてください。

通信とスクーリングを組み合わせるメリット

通信講座とスクーリングを併用することで、様々なメリットが期待できます。

モチベーション維持につながる

オンラインだけで学ぶ場合、結局は1人で勉強することになるためモチベーションの維持が大変です。

一方で通学を組み合わせることで目的を共有できる仲間と定期的に交流を持ちながら勉強できるので、よい刺激を受けられるでしょう。

疑問点をすぐに解消可能

疑問点や不明点があった際に、すぐに質問・解消できる環境は魅力的です。

通信講座とスクーリングを併用することで、定期的に講師に直接質問できるチャンスを得られるので、安心して勉強を進められる環境に身を置くことができます。

通信と通学コースの違いは通学日数

基本的に、通信講座でも通学講座でも学ぶ内容は一緒です。

最大の違いはスクーリングの日数で、通信講座の方がスクーリング日程が短く済むケースが多いです。

具体的に見てみると、通学専門で学んだ場合は22日程度のスクーリングとなり、通信と併用して学ぶ場合は15日程度となります。

つまり、7日ほど通学日数が短縮される以外、大きな差はありません。

どちらが良いかは人それぞれなので、自分にとって最も効率よく勉強できる方法を選ぶことが重要です。

おすすめの初任者研修講座

介護職員初任者研修の通信講座をお探しであれば、学研アカデミーの初任者研修をチェックしてみることをおすすめします。

学研アカデミーでは図やイラストを豊富に使った分かりやすいオリジナルテキストで学ぶことができるので、介護初心者の方でも安心して学ぶことが可能です。

また、少人数指導なのでスクーリングの際のサポートも手厚く、アットホームな雰囲気で快適に研修を進められるはずです。

さらに資格取得後に学研ココファン（学研の運営する介護施設）で就労する場合は、初任者研修の受講料が全額キャッシュバックされるので、実質タダで初任者研修資格を得ることもできます。

スクーリング会場は東京と埼玉にあるので、関東圏にお住まいの方はぜひ受講を検討してみてください！

介護職員初任者研修の通信講座まとめ

介護職員初任者研修を受講する際には、通信とスクーリングを併用することで多くのメリットを手にすることができます。

特に忙しい方にとっては、通学を土日や夜間に限定できるので、非常に魅力的な選択肢であるといえるでしょう。